カミングアウトすることにした。

そこそこいろんなことが起こった私の半世紀のハイライトを恥ずかしいから隠してたけど晒すことにした。

story.jp

リクルートの仕掛け人、山本大策さんがやっていた初期の頃のcoffeemeeting。当時はわたしも新しい事業の構築にやる気満々だった頃だったし、その頃のcoffeemeetingの参加者たちは結構面白い人達が多く、今みたいに保険屋さんとかネットワークビジネスの勧誘の人と変な出会い系と混同している人がまだ気がついていなかったので面白がって私も使っていました。

 

自然に知り合う人たちではもういい大人で出来上がっちゃってる人、もしくは家族に縛られていると思い込んで身動きがとれなくなっている人が多く、私の居場所ではなかなか面白そうな人は見つからないので、このミーティングは世の中の広さを感じさせ、驚くような発想で新しいことをやってみようとするアイデアと実践するエネルギーを持つという意味では、上には上の人がいるし、フィールドを海外に求めてまさに出かけて行こうとしている人などを直接知リ、その人の口からの言葉を聞くことが出来て、とても興味深かった。私と同じように中年にさしかかり、今まで築いたキャリアを一旦リセットして第二のキャリアをスタートしようとしている何人かの方に共感した。

 

story.jpという自叙伝を書く(という使い方が多いようだけどフリーで使えるカミングアウトメディア)サイトからMail。一体どこから?と思ったら、先日”ギャルが偏差値を40あげて慶応大に入った話”を読みたくて登録したからだろう。

そのサイトの体裁がとてもcoffeemeetingに似ている。和田さんという仕掛け人は山本さんか周辺の人達ではないかと思っている。

 

自分をようやく客観的に見られるようになって来たので薄々思うこと、私は自分の見た目での印象で受け取られるイメージと実際の自分とが違いがあるようで、敢えて話すこともないようなことではあるけれど、そろそろ私も自分の本当のところを知ってもらったり理解してもらったりしたいと思っています。思っているというよりは熱望、いや渇望しているのかもしれません。

 

ただ、本当のことだから仕方がないんだけど、多くのネガティブな要素で彩られた私の前半の人生は普通の人からみたら目を背けたくなるような、苦笑いで対応するしかないような内容であることは確かで…。

 

私はその時その時に自分の持てるカードを最良の活かし方で用いて進んできたと思うし、

私が他の人でもきっと同じようにするしかなかったんじゃないかと思います。

でも、私のような立場になったことがない人から見たら「バカだなぁ」「努力不足」「視野が狭いんじゃない?」「イタイよ」と思われてしまうような内容とも言える。

 

だからなるべく自分の過去を人に話さないように、さとられないようにしてきた。

軽蔑されて自分たちとは別物として扱われ、プラスになることはひとつもなかったから。

同類と思って近寄ってくる人たちには正直違和感があって、寂しさとか辛さは同感するけれど「その表現方法どうにかしようよ。もうちょっとプライド持とうよ。」っていう感じの人が殆どだった。

 

ただ、もう母が一生を終えた年令になった今となっては吹っ切れたというか、そんなことはどうだって良くて

私はこれ以上でも、これ以下でもない

そう思うと逆に隠すこともないと思える。開き直りと言えばまさにそうだ。

ただ、受け取る側によっては私のような者を全く共感できないと感じ、もしくは毛嫌いする人種も多く、私のことをろくに知りもしないくせに異常な敏感さで過剰に反応することがある。

 

自分に跳ね返ってくるだけなら受け止めるが、息子の担任のようにこれからの未来ある息子に対して嫌がらせを仕掛けてくるような事が起こるのは不合理だ。

 

だからfbのアカウントを使って実名で投稿するstorys.jpではありのままを書くことが出来ない。

あれは世の中に飛び出すための注目集め、今となっては記念以外のどういう意味があるのかよくわからない自費出版のための場であって、私のような人に誤解されやすい経験が多い者にとってはほんとうの意味のカミングアウトをしてはいけない場所で半分はファンタジーにしておかなくちゃいけないんだと思う。

 

世の中は広い、どんな考え方の人がいるのかわからない。だから無防備でいては危険なのだ。storys.jpでカミングアウトしようかと迷ったがこうやって書きながら整理できた。

本当のことが書きたいから匿名で行こう。そう思うに至った。